【ほのかな10のお題】



気がつけるのはボクの特権、気がついた物はボクだけの秘密。






01.月明かり




人々が

真っ暗な闇の中

月の明かりだけを頼りに

歩いたように


心に

暗闇が 訪れたとき


いつも

貴方が 照らしてくれる


例え


ボクだけの

貴方じゃ無くても

ボクにとって

ボクだけの 貴方

















02.天使の微笑み


その微笑みが

時々

悪魔の微笑みになること

ボクは知っている

ボクの

心 次第で

















03.風の香り


その風が 運んでくる

花や

土や

草や

潮の香りを


身体 全体で

感じることの出来る

よろこび

















04.桜色


貴方の後ろに

どの位の人の


不安や

想いや

願いや

期待や

犠牲や

将来が


あるのだろう


全てを背負って

それでも

美しく 咲く貴方

















05.淡雪


触れられてしまえば

直ぐにでも

溶けてしまいそうな程

淡くて

繊細で

切なく

真っ白で

真っ直ぐな


この

想い

















06.自然な甘さ


それはまるで

空気のように

当たり前のように


そっと


二人を包み込む

















07.ネムの花


僕たちには

無敵で

無限の

力がある


それは


想いの力


僕たちの

創造力

















08.朧月


無敵の

白く強く

輝く光


迷いと不安が

心を覆った時


その光は


弱々しく

揺らぐ…

















09.夢うつつ


音を立てながら

崩れていく

自分が護るべきモノ


まるで

夢うつつの様な光景の中で

思わず伸ばした

手の先には

助けてくれる者はなく

















10.春の気配


どんなに分厚い

氷で固められていたとしても

必ず

そして

確実に

氷は溶けていく


季節が

冬から春へと

変わっていくように

必ず

必ず…






Copy & paste of all sentences in this website prohibits it.